令和4年度「小諸ふるさと遺産」を認定しました

 地域で大事に守り伝えられてきたもの、地域のシンボルなどその歴史的、文化的価値にかかわらず、後世に残していきたいものを「小諸ふるさと遺産」として、小諸市教育委員会が以下の通り認定いたしました。

 認定された小諸ふるさと遺産の所有者には、小諸ふるさと遺産認定プレートを交付します。

令和4年度認定遺産

認定

番号

ふるさと遺産の名称

認定内容

地区

No.2201

小諸を舞台にした小山田いくの作品

小山田いくは、小諸出身の漫画家です。その作品のいくつかには、小諸市内各所の風景が情緒豊かに描かれています。

代表作「すくらっぷ・ブック」は、出身校である芦原中学校をモデルにした「芦ノ原中学校」の生徒たちの学生生活を描いたもので、読者が小諸を訪れる、いわゆる「聖地巡礼」の先駆けとなりました。

また、短編「約束」では、千曲川の対岸、久保から見る浅間山の景色を通して坂の町小諸を象徴的に描いています。

No.2202

小諸繁昌記

「小諸繁昌記」は、永井活版石版所の永井與三郎が明治38年(1905)に編集発行した本です。

小諸町の繁昌の全貌を、政治、経済、社会、文化などの全分野から隈なく多彩に誌した貴重な資料です。

(後に「復刻小諸繁昌記」も出版されています。)

No.2203

本陣主屋

「小諸宿本陣主屋」は北国街道小諸宿を通った参勤交代の大名などが休泊した建物で、市町にある国指定重要文化財「旧小諸本陣(問屋場)」と一体をなす建物です。

明治に入り、佐久市鳴瀬の桃源院に買い取られ本堂や庫裏として使われていましたが、平成7年(1995)、小諸市に寄贈され、旧地にほど近い大手門公園内に移築されました。

旧部材を式台玄関や上段の間などに使用し、また、建物の間取り、寸法なども忠実に移築再現されています。

中部
すくらっぷブック2

No.2201 小諸を舞台にした小山田いくの作品(「すくらっぷ・ブック」より)

©小山田いく/大洋図書

 

小諸繁昌記表紙2

No.2202 小諸繁昌記

 

本陣主屋

No.2203 本陣主屋

これまでに認定した小諸ふるさと遺産は、下記リンクをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先

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〒384-8501
長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-23-8857
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更新日:2022年08月29日