小諸市が国の「脱炭素先行地域」に選定されました

脱炭素先行地域ロゴマーク

小諸市では「小諸市気候非常事態宣言」を表明し、2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)を目指した取組を推進しています。

この度、環境省で実施する「脱炭素先行地域(第3回)」において、小諸市の計画提案が選定されましたのでお知らせします。


脱炭素先行地域とは…

2020年10月に国が宣言した「2050年カーボンニュートラル」に向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現し、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域で、「実行の脱炭素ドミノ」のモデルとなります

国が定めた「地域脱炭素ロードマップ」では、地方自治体や地元企業・金融機関が中心となり、環境省を中心に国も積極的に支援しながら、少なくとも100か所の脱炭素先行地域で、2025年度までに、脱炭素に向かう地域特性等に応じた先行的な取組実施の道筋をつけ、2030年度までに実行し、これにより、農山漁村、離島、都市部の街区など多様な地域において、地域課題を同時解決し、住民の暮らしの質の向上を実現しながら脱炭素に向かう取組の方向性を示すこととしております。

これまでに、第1回選定(令和4年4月26日公表)26件、第2回選定(令和4年11月1日公表)20件、第3回選定(今回公表)16件、合計62件が選定されています。

脱炭素先行地域(第3回)選定概要

【公募期間】令和5年2月7日~2月17日

【結果公表】令和5年4月28日

【選定数】16件(応募数58件)

【第3回募集における主な変更点】

変更点1:民間事業者等の共同提案の要件化
提案の実現可能性を高めるため、民間事業者等との共同提案を必須とする。

変更点2:「重点選定モデル」の創設
「(1)関係省庁と連携した施策間連携」「(2)複数の地方公共団体が連携した地域間連携」「(3)地域版 GX に貢献する取組」「(4)民生部門電力以外の温室効果ガス削減に貢献する取組」の4つを「重点選定モデル」として募集し、要件に該当する優れた提案を優先的に選定する。

提案内容

タイトル

みんなでつくる みんなにやさしい ゼロカーボンシティこもろ
~低炭素まちづくりから脱炭素まちづくりへ 持続的で活気ある地方小都市モデル~

提案者

(主たる提案者)

  • 小諸市

(共同提案者)

  • 株式会社シーエナジー
  • 株式会社URリンケージ
  • 国立大学法人信州大学
  • 株式会社石本建築事務所
  • 長野県厚生農業協同組合連合浅間南麓こもろ医療センター
  • 独立行政法人都市再生機構
対象地域

小諸市内の都市機能誘導区域全域(0.62㎢)

主なエネルギー需要家

戸建住宅575戸、商業施設2施設、民間施設190棟、浅間南麓こもろ医療センター、公共施設21施設

取組の概要

都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画で定める「都市機能誘導区域」における施設の集約化に合わせて、小水力やバイオガスなどの多様な再エネ電源を活用した一体的なエネルギーマネジメントシステムや地域マイクログリッドを構築するとともに、100 %再エネ稼働によるEVモビリティシステムを導入することで、これまでのコンパクトシティの取組を発展させ、脱炭素まちづくりを実現。家庭系・事業系生ごみを利用したバイオガス発電の導入や下水熱等の都市に賦存する未利用熱の活用を促進するなど、行政、市民、市内事業者等が連携して、地域資源と経済の循環を創出。


市長コメント

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この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 生活環境課 生活環境係

〒384-8501
長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-23-8857
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更新日:2023年04月30日