浅間山登山のご案内(1)

雄大な浅間連峰は、大自然の宝庫

日本を代表する活火山「浅間山」は我々よりも遥かに長い歴史を生きてきた山です。

四季を通じて、多くの登山者を魅了してきました。また、浅間山、黒斑山、高峰山は、「花の百名山」として5-9月にかけて多種多様な高山植物をみることができるのも特長です。

入山注意情報

積雪情報(12月22日更新)

浅間山では、12月に入り積雪量も増え、いよいよ本格的な冬山になりました。

登山口からアイゼン(軽アイゼン可)やスノーシューを装着の上、入山するようお願いします。

天気予報等を確認の上、防寒対策をしっかりとした上で、日没も早くなっているので、早めの入山・下山を心がけ、ヘッドライトを携行するようにしましょう。

また、登山口へのアクセス道路は、朝晩を中心に凍結することがありますので、12月以降は、公共交通機関(JRバス)またはスタッドレスタイヤを装着の上、お出かけくださいますようお願いします。

※ノーマルタイヤでの走行は非常に危険です。

冬季閉鎖情報

(1)高峰高原ビジターセンター

11月9日(月曜日)から休館します。

トイレ等のご利用の際は、高峰高原ホテルへお声掛けください。

(2)湯の丸高峰併用林道

高峰温泉-湯の丸高原の区間は、11月4日(水曜日)から閉鎖。

高峰温泉には、マイカーで行くことはできません。ご宿泊の方は、アサマ2000パーク指定駐車場から雪上車をご利用ください。

噴火警報(火口周辺)(令和2年10月20日更新)

日本で初めて火山観測所が設置され、最も監視体制の整った山の一つです。火山活動の監視や火山情報の発表は、気象庁の火山監視・警報センターで24時間体制で行われています。

火山活動の活発化に伴い、気象庁から、噴火警報(火口周辺)発表しました(令和2年6月25日)。「浅間山 火山の状況に関する解説情報」の概要は次のとおりです。

●山体浅部を震源とする火山性地震は、増減を繰り返しながら発生(10月2日未明に増加)

●火山性微動が6月20日以降複数回発生

●浅間山の西側での膨張を示すと考えられる傾斜変動は、8月中旬頃からほぼ停滞

●火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は多い状態が継続

●白色の噴煙が一時的に火口縁上数百mまで上がる日がある

●火口から概ね2km以内に影響を及ぼす小噴火が発生する可能性あり

賽の河原分岐(火口から概ね2km)から前掛山方面は立入できません

噴火警戒レベル2(火口周辺規制)の現在は、火口から概ね2kmの範囲への立入は禁止です。前掛山(標高2524m)へは行くことができません。くれぐれも規制の範囲内への立入はしないようにしてください。

また、最新の気象庁の発表を確認の上、ヘルメットを携行し、登山するようにしてください。

最新の火山情報

ヘルメットの無償貸出

ヘルメットは、自然保護と遭難防止対策の拠点として小諸市が設置している火山館のほか、各登山口にある宿泊施設等で用意がありますので、ご利用ください。ただし、数に限りがあるため、できるだけご自身で用意をお願いします。

また、登山口周辺の宿泊施設等は、火口から4km以上離れた場所にあるため、平常通りご利用いただけます。

噴火警戒レベル2の今だからこそ楽しみたい!外輪山縦走(無積雪期)

浅間山は、浅間山荘口(火山館コース)、車坂峠口(黒斑コース)の2つの登山口があり、分岐点も複数あり、体力に合わせていろんなコースを選ぶことができます。「いいとこどり縦走コース」(長野県佐久地域振興局)は、「いろんな景色を一度の登山で見たい!」、「行きと帰りは、違う道を通りたい!」そんな方におすすめです。

レベル2の今こそ、外輪山の縦走してみませんか。コースタイム6時間以内で、黒斑山、蛇骨岳、仙人岳という3つの頂(ピーク)からの絶景を臨み、進むごとに大きく迫る浅間山や箱庭のような「湯の平」など変化に富んだ登山を楽しめます。

令和2年10月2日に一時的に火山活動の活発化も確認されました。仙人岳-Jバンド-賽の河原分岐-湯の平口分岐の一部は、火口から2km以内の場所もあるため、長居をせず、異変を感じたら直ちに下山するようにしてください。

なお、積雪期(12-4月)は、蛇骨岳、仙人岳、Jバンドの稜線は、岩場が多く危険です。

黒斑コースと火山館コースのいいとこどり!外輪山縦走を楽しめる「マイカーお届けサービス」

今年7月から「浅間山縦走マイカーお届けサービス(こもろ観光局)」がはじまりました。登山の前々日15時までに申込いただき、車坂峠口にある高峰高原ホテルのフロントに鍵を預ければ、下山時に浅間山荘口にマイカーをお届けします。

※冬期のため、現在はサービス(2020.11/24~)を休止中です。

【浅間山前編】女子ソロ登山!珍しいコースが楽しすぎた!(さばいどるチャンネル)

【浅間山後半】超簡単山ごはん&浅間山を見ながらJバンドコースへ!(さばいどるチャンネル)

10/17に初冠雪した浅間山

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噴火警戒レベルと登山コース

予報・警報

レベル(キーワード) 登山コース等
噴火予報 レベル1(活火山であることに留意)
  • 火山館コース

浅間山荘~一の鳥居~二の鳥居~火山館~湯の平分岐~賽の河原分岐~前掛山

  • 黒斑コース

車坂峠~槍が鞘~トーミの頭~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原分岐~前掛山

火口周辺警報 レベル2(火口周辺規制)
  • 火山館コース

浅間山荘~一の鳥居~二の鳥居~火山館~湯の平分岐~草すべり~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原分岐~湯の平分岐~火山館~二の鳥居~一の鳥居~浅間山荘

  • 黒斑コース

車坂峠~槍が鞘~トーミの頭~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原分岐~湯の平分岐~草すべり~車坂峠

火口周辺警報 レベル3(入山規制)
  • 火山館コース

天狗温泉浅間山荘⇒一の鳥居

  • 黒斑コース

入山できません。

噴火警報 レベル4(避難準備)

入山はできません。

 

(居住地域での避難準備・災害時要援護者の避難等が必要)

噴火警報 レベル5(避難)

入山はできません。

(危険な居住地域からの避難等が必要。)

 

登山者の皆様の「安全」のために、小諸市では次の取組を実施しています

案内看板の設置

「火山館コース」、「黒斑コース」の登山口と「火山館」で、噴火警戒レベルの案内看板を設置しています。

火山館の設置及び職員の常駐

火山館(火口から2.3キロメートルの地点)には、市の職員が常駐し、登山の案内等をしています。

防災無線行政無線の設置

防災行政無線のスピーカーを登山口、黒斑山頂、火山館に設置しています。緊急時には、放送を実施します。

火山防災監視カメラの設置

高感度カメラと赤外線カメラにより、火山の状況と登山者の有無を確認しています。

シェルター(避難壕)の設置

火口から約500m地点、火口から2.3km地点(火山館)、火口から3km地点(黒斑コースの槍が鞘)にシェルター(避難壕)を設置しています。

小諸市防災情報メールサービスの運用

小諸市防災情報メール配信サービスへの登録者に対し、気象庁発表の火山情報、気象情報、市からのお知らせをメール配信しています。

夏山相談とパトロールの実施

浅間連峰地区山岳遭難防止対策協会の相談員が7~10月の週末に登山口等で夏山相談を実施するほか、パトロールを行います。

ルールとマナーを守って、安全で楽しい登山を!!

●浅間山の火山活動による危険を防止するため、災害対策基本法に基づき、浅間山の火口から4km以内を警戒区域とし、立入りを禁止していますが、「噴火警戒レベル」に応じて、登山道については、立入りを認めています。

●気象庁が噴火警戒レベルを引き上げた場合、市は、放送等により、登山の規制等に関する指示をしますので、必ず従ってください。

●浅間山は、活火山です。一見平穏に見えても、突然噴火する危険性があることを十分に認識し、登山中に異常を感じたり、危険だと判断した場合には、迷わず下山してください。

●山の天気は非常に変わりやすいため、雷などには十分注意しましょう。

●長野県登山安全条例により、指定登山道の登山には、登山計画書の提出が義務付けられています。黒斑コース、火山館コースは指定登山道となっていますので、登山計画書を提出してください。登山計画書は、各登山口に備え付けてありますので、ご利用ください。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 商工観光課 商工観光係

〒384-8501
長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-24-3570
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更新日:2025年07月30日