UR都市機構と連携した小諸駅周辺地域における歴史的資源を活かした公民共創のまちづくり

酢久商店、UR都市機構、小諸市による「旧小諸本陣・大手門・三之門地区 文化観光拠点化プロジェクト」が始動(R7.1/20)

小諸市とUR都市機構は、まちづくりに関する基本協定を締結し、旧小諸本陣・大手門・三之門地区 文化観光拠点化プロジェクトとして、歴史的資源を活かした公民共創のまちづくりを推進しています。

本取組の一環として、UR都市機構は、大手門公園(まちタネ広場)に隣接する明治中期に建てられた歴史的建造物(旧竹内木材)をR6.8月に取得。同年11月に運営する事業パートナーとして「酢久商店株式会社(長野県小諸市)」が選定されました。

「旧小諸本陣・大手門・三之門地区のまちづくりに関する協定書」の締結

酢久商店、UR都市機構及び小諸市は、令和7年1月20日に「旧小諸本陣・大手門・三之門地区のまちづくりに関する協定書」を締結しました。本協定に基づき、三者では、大手門公園と一体性のある空間の創出し、当エリアの魅力向上をより一層図ってまいります。

左から、UR都市機構東日本都市再生本部 副本部長 後藤正也、小諸市長 小泉俊博、酢久商店株式会社代表取締役 小山 正

旧竹内木材活用プロジェクト(酢久商店)

酢久商店は、創業350年を迎えた山吹グループの創業企業であり、生醤油・味噌・甘酒などの製造・販売を営んでいます。北国街道沿いにある日本家屋をリノベーションしたモダンな造りの各直営店では、浅間山麓のミネラル豊富な水と寒さ厳しい小諸の気候が生み出した熟成味噌をはじめとする上質な製品の数々を提供しています。

1/20開催の合同記者会見では、酢久商店から、「歴史的建造物の趣を活かしつつ、居心地の良さ・楽しさ・美味しさを提供することで、何度も訪れたくなる思い出に残る新たな拠点を目指す」旧竹内木材活用プロジェクトの概要の発表がありました。

大手門公園(まちタネ広場)に隣接する歴史的建造物を改修し、R7.夏、スイーツ製造工房とそのスイーツを販売・提供するショップ兼カフェがオープンします。

店舗イメージ(販売)

店舗イメージ(カフェ)

工事進捗状況
旧竹内木材建物外観

建物外観

内装撤去の様子

内装撤去(R7.3.10撮影)

250424撮影

基礎工事(R7.4.23撮影)

250514撮影

土間コンクリート打設(R7.5.14撮影)

酢久商店株式会社(山吹グループ)

代表取締役 小山 正

長野県小諸市荒町一丁目7ー11

直営店:信州味噌株式会社/デリカテッセン ヤマブキ/信州味噌らーめん 山吹

酢久商店株式会社・信州味噌株式会社(店舗兼事務所)

デリカテッセン ヤマブキ

信州味噌らーめん 山吹

旧小諸本陣・大手門・三之門地区におけるまちづくり支援事業に関する基本協定について

小諸市と独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」という。)は、令和6年8月6日に「旧小諸本陣・大手門・三之門地区におけるまちづくり支援事業に関する基本協定書」を締結しました。

本協定は、小諸駅周辺地域を対象エリアとする官民連携プラットフォーム「こもろ・まちたねプロジェクト連絡会議」が令和6年3月に策定した「小諸駅周辺地域未来チャレンジビジョン」の実現に向け、協働で推進していくためのものです。

両者は、小諸駅周辺地域における歴史的資源を活かした公民共創のまちづくりを推進してまいります。

左から、UR都市機構東日本都市再生本部長 西野 健介、小諸市長 小泉 俊博

協定締結の背景

小諸市では、人口減少・高齢化が進み、居住の低密度化や市街地の空洞化に対応するため、小諸市周辺地域で「多極ネットワーク型コンパクトシティのまちづくりによる”居心地のよい”ひらかれた新しいまちづくり」を進めています。とりわけ、旧小諸本陣・大手門・三之門地区(以下、「本地区」という。)では、大手門公園内にまちタネ広場を整備し、プレイスメイキング社会実験に取り組むことで、市内外からイベントを目的に来訪する人が増え、新たなにぎわいが生まれています。

令和6年3月には、多様な主体による新たな活動の展開のために、公民共創の環境づくりの方向性をまとめた「小諸駅周辺地域未来チャレンジビジョン」をこもろ・まちたねプロジェクト連絡会議で策定し、その行動計画として令和6年4月には小諸市が「旧小諸本陣・大手門・三之門地区 文化・観光交流拠点化に係る基本計画」を改定し、歴史資源が集中する本地区において、公民共創まちづくりを進めていきます。

UR都市機構は、小諸市が本地区で取組むまちづくり支援の一環として、長野県内で初めて、大手門公園に隣接する歴史的にも価値のある建物を取得し、小諸市と協働で歴史文化施設等を保存活用していくため、基本協定を締結しました。

UR都市機構取得物件の活用に向けた取り組み

本協定の締結を受け、UR都市機構は、長野県内で初めて歴史的資源である物件(以下「本物件」という。)を取得するとともに、本物件の改修・管理・運営を担い本地区のにぎわい創出に資する事業パートナーについて、小諸市と連携して8月下旬から募集する予定です。

小諸市とUR都市機構は、本物件を活用し、事業パートナーや周辺施設等と連携のもと、以下に取り組んでいきます。

  1. ​​​​​公民連携プラットフォーム(管理運営体制)づくり
  2. 歴史的建造物の公民連携による再生
  3. 歴文化施設等とまちタネ広場等の連携

位置図

取組イメージ

関連情報

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長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-24-3570
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更新日:2025年04月08日