季節が変わっても農作物等の低温・凍霜害被害にご注意を

春・秋は遅霜や早霜に備えましょう

春や秋は、移動性高気圧と低気圧が交互に日本付近を通過することで天気が数日周期で変わります。移動性高気圧は乾いた空気と晴天をもたらしますが、夜間には気温が下がり、春や晩秋には霜が降りるようになります。

霜が降りやすいのは、よく晴れた朝です。低気圧が日本付近を通過した後、大陸から寒気が流れ込み、移動性の高気圧が日本付近を覆うような日に、霜が降りやすくなります。春の晩霜や秋の早霜はともに農作物に大きな被害をもたらすることがありますので、十分な注意と早めの対策を心がけましょう。

芽吹きの季節も要注意 九十九夜の泣き霜

立春から数えて88日目の八十八夜を過ぎると、ほとんど霜が降りなくなることから霜の時期が終わる頃という意味で八十八夜の別れ霜という言葉があります。
長野県の場合は、5月に入ってからも遅霜に注意が必要なことから、正反対の意味となる九十九夜の泣き霜という言葉の方が有名かもしれません。立春から数えて99日目でも遅霜が降りることがあり、油断は禁物です。農作物に限らず家庭菜園や園芸をされている場合も、5月いっぱいは遅霜や急な低温に注意してください。

低温・凍霜害に対する農作物等の技術対策をご活用ください

近年、急な天候の変化や気象災害が恒常化しています。農業者の皆様には、天気予報や気象庁等の早期警戒情報などのチェックを習慣化し、適切な対応、早めの準備を心がけるようお願いします。

長野県農政部では、低温・凍霜害や雪害などに応じた農作物等に対する技術対策を公表しています。以下の長野県ホームページのリンクから対策例をご確認いただき必要なご対応をお願いします。

長野県ホームページ 農作物等の技術対策

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更新日:2024年05月08日