小諸市学校教育審議会 中間まとめ説明会(令和2年7月)

小諸市教育委員会では平成 31 年 3 月に附属機関である「小諸市学校教育審議会」へ学校改築・再編について諮問し、教育委員会への答申を求めることとしました。その後、審議会では、今後の学校のあり方を論点に市内の現状と課題の把握や、小中一貫教育制度についての協議を進めてきました。 子どもたちにとって、これからの社会で必要な力は何か、その力を育むために小中学校がどのような形になるのが望ましいのかなど、これまでの議論を中間まとめとして市民向けの説明会を行いました。

開催日程

開催日 令和2年7月3日(金曜)17時~

会場 小諸市役所3階会議室

内容 1.中間まとめの説明

         2.ワークショップ型意見交換会

参加者数 50名

※新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から説明会への参加は定員50名の事前申込制としました。

当初は17時開始の部と19時開始の部の全2回の説明会の予定でしたが、17時の部への参加に希望がかたよったため、17時の部のみの開催としました。

中間まとめの概要

教育委員会のヒアリングを元に子どもたちを取り巻く環境の多様化や子どもたちに求められる能力の変化を検討した結果、「児童生徒一人一人の学びを支える教育を推進する学校」が望ましいとしました。さらに、小中学校9年間を通した連続的・系統的な教育をより強化していくため、中学校区を基本とした小中一貫教育の導入が望まれるとしました。

また、今後の学校再編の検討の際には併設型小中一貫校を念頭に置くことを説明しました。

小諸市学校教育審議会中間まとめ説明資料(PDFファイル:419.1KB)

(全体版)小諸市学校教育審議会中間まとめ(PDFファイル:510.5KB)

説明を聞いて出された意見・質問

小中一貫教育について

・一貫教育の事例数多くあり、会議で検討されたことと思うが、教育心理や発達心理についても検討した上で小中一貫が望ましいということか。

(会長回答)専門的見地とは別に、審議会では幼稚園・保育園と小学校との接続をどのように進めるのかについてや、小学校から中学校への進学をよりスムーズにするためにはどのような方法が有効なのかについて議論を重ねてきた。さらに中学生が高校に進むことも念頭に入れて、子どもたちの持つ能力を育てていく方向性を検討し答申の基礎を作成した。

 

今後の議論について

・現在新型コロナウィルス感染症の影響で教員の業務負担が増え、子どもたちもストレスを抱えている。教室数を増やして1クラスあたりの定員を下げるなど、審議会では学校設備面での対策を提言の中に盛り込む予定があるか。

(会長回答)現在までに審議会で議論していない。具体的な審議はこれから行っていく。

 

・学校再編は議論が始まってから結論がでるまでにおよそ10年かかると言われている。じっくり議論することも大切だと思うがスピード感も必要だと思う。今後のロードマップはあるか。

(会長回答)学校再編は審議会で検討すべき事項と教育委員会で検討すべき事項にわかれてくる。審議会は長期学校改築基本方針をより具体化するために議論してきた。当初の予定では2月に中間まとめ説明会を実施し、秋ごろに学校再編案と学区編成の方針を提言する予定でいたが、新型コロナウィルスの感染拡大や緊急事態宣言の影響により、3月から5月の間は審議会を延期している。今後の見通しは、スピード感を持って取り組んでいく。

意見交換で出された意見・アンケート結果

数人のグループに分かれて、理想の学校像や中間まとめの内容についてワークショップ形式で意見交換を行いました。

意見交換で出された意見(PDFファイル:97.5KB)

説明会参加者アンケート結果(PDFファイル:97.5KB)

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更新日:2021年12月27日