小山敬三記念館(アトリエ)
概要
小山敬三記念館は、故小山敬三画伯(1897~1987)が1929年に神奈川県茅ヶ崎市の海岸近くに建てたアトリエ兼住居の一部を、小山敬三美術館の隣に移築したものです。
この家は、1987年に画伯が89歳で亡くなるまで使われ、多くの名作を生んできました。記念館では、遺愛の画材や未完成の作品などを含め全体で約300点の美術品や調度品が画伯生前の状態で保存されています。

居間
建物の内部は木材を多用した洋風で、当時としてはモダンなものでした。落ち着いた雰囲気の居間にはフランス製の暖炉が据えられ、広い窓から庭が眺められます。



居間の暖炉はフランスから取り寄せたブルーの陶製で、窓には雲母が嵌められています。
アトリエ
アトリエは画伯がフランスで絵の勉強をしていた時に使っていた部屋を模していて、採光のため窓が天井まで作られています。画伯は午前中の光線のよい時間を制作にあて、すべての作品をアトリエで仕上げています。



アトリエには建物が茅ヶ崎にあった頃の庭を描いた100号の大作「松苑」が掛けられていて、湘南海岸の雰囲気が感じられます。


調度
内装や調度は、アールデコ調のものや東洋の古いものなど画伯の好みで集められたものが使われています。

玄関の帽子掛け。木製

玄関の照明

木製の水車の歯車を利用したテーブル
開館日: | 日曜及び祝日等 開館日については、事前に小山敬三美術館(0267-22-3428)へお問い合わせください。 |
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開館時間: | 午前9時~午後4時 |
入館料: | 無料 |
交通機関: | しなの鉄道小諸駅下車、徒歩10分/ 上信越自動車道小諸ICまたは佐久ICより市街地へ 乗用車・バス駐車場(懐古園内大駐車場) |
問い合わせ先: | 小諸市立小山敬三美術館 電話0267-22-3428 |
地図
- この記事に関するお問い合わせ先
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教育委員会 文化財・生涯学習課
〒384-8501
長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-23-8857
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更新日:2020年08月05日