駒形社社殿

こまがたしゃしゃでん 駒形社社殿

指定項目

駒形社社殿

所在地

小諸市甲字焔硝蔵2326

指定年月日

昭和52年1月10日(市重要有形文化財)

指定番号 1-3

概説

駒形社という名が示すように、当初は牧場の守護神として祀られたものであろう。社殿は一間社流造、厚板柿茸、和様建築で用材は桧、屋根には栃を用い、円柱である。

総高321センチ、身舎間口90センチ、奥行71.5センチ。破風は、前流長さ203センチ、巾8~7センチ、後流128センチ、反りは中心で16センチある。蔐懸魚と桁かくしがついている。軒は真反り、二重垂木で地垂木は鼻増し、飛檐垂木は先をこいて反りをつけている。製作年代についての記録は見られないが、木鼻や蟇股、虹梁等に室町時代中期から後期にかけての特徴があり、安土桃山時代の華麗さはないが、身舎内部全面、外部板扉、頭貫、向拝柱に金箔が押してある。

この地方の室町時代の様子がよくうかがえる建物である。

駒形社社殿の写真
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更新日:2019年03月28日