旧小諸脇本陣

旧小諸脇本陣の詳細
種別 国登録有形文化財(建築物)
員数 1棟
登録年月日

令和2年4月3日

構造及び形式

木造2階建、瓦葺、1階床面積290.66平米

所在地

小諸市市町1-18

登録基準

国土の歴史的景観に寄与しているもの

旧小諸脇本陣は旧北国街道沿いに位置する。西80m先には重要文化財旧小諸本陣があり、一つの街道上に本陣と脇本陣が近接して残っているのは珍しい。主屋、離座敷、土蔵により構成され、それぞれの建物は主屋に付随する渡り廊下により接続している。建物本体及び敷土地は代々高橋家が所有し、平時は粂屋という旅籠を経営していた。

文政10年の『諸国道中商人鑑』には「信州小諸市町 脇本陣 くめや重右衛門」と紹介されている。明治42年にまとめられた『小諸領内旧家録』を見ると、「市町ニ住居シ、通称ヲ重右衛門ト云フ、先代ヨリ町内年寄役ヲ命セラレ、且問屋ヲ勤メタリ、苗字帯刀ヲ許サレ、例年正月五日、登城、後小書院ニ於テ藩主ニ謁見、年賀ノ禮ヲ為スノ家格ナリ」とあり、高橋家は藩主に謁見する際には小書院まで入れる、かなりの家格であったことが窺える。

粂屋こと旧小諸脇本陣は江戸時代、北国街道を往来する旅人が利用するだけでなく、加賀前田家に代表される大名家の家臣団が参勤交代など公用旅行の時にも宿泊施設として利用した。旧小諸脇本陣に残されていた江戸後期の宿札には、加賀藩家老、奥村内膳などの名前が見える。また、明治天皇巡幸の際には近衛士官の休憩所として利用されたことが、昭和8年の『信濃御巡幸録』の記載から知る事ができる。

現在は一般社団法人こもろ観光局が「粂屋」として宿泊営業を行っており、夏の間は火・水を除き茶屋スペース「茶屋くめや」を利用することができる。

旧小諸脇本陣外観

旧小諸脇本陣外観

離れ座敷正面外観

中庭から見た奥の間外観

土蔵正面外観

土蔵外観

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更新日:2025年10月09日