御影新田の道祖神祭り

みかげしんでんのどうそじんまつり 御影新田の道祖神祭り

御影新田の道祖神祭りの詳細
指定項目 御影新田の道祖神祭り
所在地 小諸市御影
所有者及び管理者 御影新田の道祖神祭り世話人会
指定年月日 平成7年2月16日(県無形民俗文化財)

概説

道祖神は道陸神・塞の神・幸の神などとも呼ばれ、古くから境を守る神として信仰されている。道祖神の祭りは、それを祀る集落・組などの地域単位で行われる。

御影新田の道祖神祭りは、御影区で江戸時代から300年以上続けられている。毎年、1月2日の獅子舞に続き、1月7日、五穀豊饒、無病息災などを願って、小学校6年生が乗った上宿と下宿の壮麗な2台の山車(一方を男山車、他方を女山車という)を互いに激しくぶつけ合う勇壮な祭りが特徴である。

起源については詳らかでないが、御影陣屋の役人たちを慰めるため、山車のぶつけ合いを始めたともいう。古くは、山車の衝突は若衆組が主導で、7日と14日の二回行われたというが、時代の流れから現在の主役は小学生となっている。

御影の山車の特徴は、ぶつけ合うということから、前面上部の額にあたる部分に一尺(約33センチ)ほど張り出しを付けていることである。その上、それを覆うように副木を打ちつけている。また、上段の桟敷の高欄の側面にも副木をあて、わら縄で枠木にしっかり縛りつけて強化している。

最大特徴は、笹の葉のついた青竹を二本、笠灯籠の上からかたつむりの触角のよう全面に突き出していることである。衝突の際、この青竹を引き締めて緩衝の働きをさせている。この青竹には20個ほど提灯が取りつけられている。さらに、山車の左右の上枠にも提灯が下げられている。この青竹の部分と高欄下部は、子どもの誕生祝いとその健やかな成長祈願を込めた、たくさんの名入れほおずき提灯で美しく飾られる。

御影新田の道祖神祭りの様子の写真
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更新日:2019年03月28日