白山社社殿
はくさんしゃしゃでん 白山社社殿
指定項目 | 白山社社殿 |
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所在地 | 小諸市大久保2249 |
所有者及び管理者 | 布引山釈尊寺 |
指定年月日 | 昭和34年11月9日(県宝) |
概説
この社殿は往時、御牧原の白山地籍よりここに移築されたと言われている。
一間社春日造、屋根は杮茸、破風、木連格子、鬼板の「ひれ」および水玉模様のような丸紋などは、大面取の柱とともに、室町時代中期を下らない時代の特徴を良く表している。
すんなりと品の良い舟肘木やいや味のない線でカ強く整っている虹梁、丈が高くて先をこいて反りのある垂木は、軒端に軽やかさを出している。
幣軸の外周は円弧で、板扉には何の飾りもない。全体として必要最小限のもののみで、それ以外には装飾というものは何もないが、それがかえって洗練された建築の美しさを遺憾なく示している。
昭和34年(1959年)に修復され、同年、長野県宝に指定されている。

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更新日:2019年03月28日