令和の大改修-旧小諸本陣保存修理工事-
見て・聞いて・考える ~旧小諸本陣の大修理と活用、周辺地区の文化・観光交流の拠点化~ ※ご来場ありがとうございました
国重要文化財「旧小諸本陣」は北国街道小諸宿・市町で本陣役を任されていた上田家の建物で、令和9年度の修理復原を目指し、解体工事を行いながら調査作業を進めてきました。
また、本事業を契機に、「旧小諸本陣」から「小諸城大手門」「小諸城三之門」の近在する三つの重要文化財を結び小諸駅に至る地区の「文化・観光交流」の拠点化を目指すべく、実行計画をまとめているところです。
この度、旧小諸本陣の調査にまつわる資料、そして文化・観光交流の拠点化の考え方を見ていただき、説明を聞いていただきながら、旧小諸本陣の活用そして文化・観光交流の拠点化の進め方をともに考えていただく機会を設けました。
※11月4日5日で開催しました。多数のご来場ありがとうございました。
今後しばらくは市立小諸図書館にて、使用した展示と活用に向けたアンケートを設置しております。当日来られなかった皆様も、旧小諸本陣の活用についてご意見をお聞かせください。
解体工事現場外観
問屋場室内解体中
まずは、近現代の改造部分を取り外していきます。
2階内部造作解体状況
撮影日:2021年10月6日
1階内部造作解体状況
撮影日:2021年10月1日
藥医門屋根の瓦と葺土をはずした様子
撮影日:2022年1月18日
藥医門屋根垂木解体作業
撮影日:2022年2月1日
薬医門垂木解体完了
撮影日:2022年2月1日
薬医門小屋組み解体
撮影日:2022年2月2日
造作解体中に見つかった古文書
撮影日:2022年2月28日
1階西側土壁下の小舞
撮影日:2022年3月11日
1階床板下の根太確認
撮影日:2022年5月19日
材の多くはどこかの部材が転用されていました。
1期工事終了後の2階内部と天井梁
撮影日:2022年6月23日
下屋解体作業
撮影日:2022年8月8日
旧小諸本陣問屋場裏の発掘調査
撮影日:2022年8月12日
問屋場背面に残る不自然な部材のカット痕や絵図から、問屋場と大名が休泊する本陣座敷棟を繋ぐ建物の存在が想定されました。これを立証するため発掘調査を実施したところ、1間間隔で並ぶ建物の礎石を確認しました。
連結建物の存在が証明できる可能性が出てきました
発掘調査で発見された礎石
撮影日:2022年8月12日
骨組みだけとなった旧小諸本陣
撮影日:2022年8月24日
曳家工事
撮影日:2022年9月26日
9月21日、9月26日、解体工事を進めるにあたって、建物全体を覆う素屋根を建設するスペースを確保するため、建物をそのままの形で北へ4m、西へ1.5m移動させる曳家工事を行いました。
曳家の様子はタイムラプス技術を用いて記録しており、下のリンクからYouTube小諸市公式チャンネルでご覧いただけます。
素屋根建設工事
撮影日:2022年10月27日
無事、曳家が終了しました。
屋根瓦や2階外壁の取り外し作業等を行うため、建造物の周りに足場を組み、素屋根をかけていきます。
なかなか圧巻です。
素屋根完成
撮影日:2022年11月9日
これにより、工事だけでなく内部見学も安全に実施することが可能になりました。
主屋 桟瓦平葺解体
撮影日:2022年12月8日
看板用小屋根銅板葺解体
撮影日:2023年1月26日
主屋 小屋組み解体
撮影日:2023年2月9日
旧小諸本陣修理現場見学会
撮影日:2023年3月26日
令和5年3月26日に本町・市町のまち歩きイベントと合わせて旧小諸本陣修理現場の見学会を開催しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
発見された襖紙文書
撮影日:2023年7月
旧小諸本陣修理現場見学会
撮影日:2023年8月26日
令和5年8月26日に旧小諸本陣修理現場の見学会を開催しました。
解体工事中の建物のほか、工事で見つかった資料についても限定公開しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
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教育委員会 文化財・生涯学習課
〒384-8501
長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-23-8857
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更新日:2023年11月10日