長期学校改築に関する懇談会(小学校区別)を開催しました(平成30年5月~7月)
小諸市内の小学校の大半は、建築後40年以上が経過しており、老朽化が進んでいます。しかし、短期間のうちにすべての学校を建て替えることは難しいため、長期的な学校改築計画の策定が必要になっています。
市教育委員会では、この計画のたたき台をつくるための検討組織として、「小諸市長期学校改築計画検討会」を設置しました。検討会では、昨年1月より1年間にわたり議論が重ねられ、本年1月17日、検討結果をまとめた「提言書」が教育委員会へ提出されました。
これを受けまして、小学校区単位での懇談会を開催しました。
各会場においては、卒業生、保護者、地元などそれぞれの立場からご意見を頂くことができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
9月下旬には、各会場での懇談を受けて市全体での会を開催する予定ですので、ぜひご参加をお願いいたします。
内容
「検討会からの提言書についての報告」
「今後の進め方について」
「意見交換」 等
開催日時・場所
月日 | 対象地域 |
---|---|
5月31日(木曜) | 美南ガ丘小学校区 |
6月6日(水曜) | 東小学校区 |
6月27日(水曜) | 水明小学校区 |
6月29日(金曜) | 野岸小学校区 |
7月3日(火曜) | 坂の上小学校区 |
7月5日(木曜) | 千曲小学校区 |
会場
各小学校体育館(千曲小学校は多目的ルーム)
時間
午後7時~午後8時30分
各小学校区での開催の様子
5月31日(木曜)美南ガ丘小学校区
参加人数:32名
意見交換の主な内容
- 就学前の子供がいる世代からすれば、小1になるまでに住むところを決めなくてはならない。スピード感をもって進めるべき。
- 美南ガ丘小は管理棟が50年経つが、新築される学校に資金がいって改修等されなくては困る。
改修については、学校間で大きな環境の差がでることがないよう、長期的な長寿命化の計画をたてていく予定です。
- この懇談会は今後どう活きていくか。
- 小中一貫教育については今後どのように考えていくのか。
- 計画策定にはどれくらいの期間を想定しているか。
懇談会でいただいたご意見を反映し、次の検討組織については、年度内のスタートを目指し、ここでは小中一貫教育等についても研究していくことを想定しています。
また、今後の計画にあたっては、検討会で最優先された「小諸市で育つ子どもたちにとってより望ましい学校の姿はどうあるべきか」という視点を十分に考慮していく必要があると考えています。
アンケートでいただいた主なご意見
長期学校改築計画の進め方に関するもの
- スピーディーに取り組んでほしい。
- タイミングを逃さないように進めてほしい。
- 総合的なデータは集まっているので次のステージに向かう段階だと感じた。
- 先延ばしにせず進めてほしい。
- 校舎の老朽化は進んでいる。10年もかけている時間は無い。
- 予算、児童数の予測を踏まえた上で市民、保護者の意見を精査しつつ慎重に協議してほしい。
義務教育学校、小中一貫教育に関するもの
- 将来的には小中一貫校を考える時期
- 学校再編の中で進めていってほしい。
- 信濃町小中学校方法(義務教育学校)で進めた方が良い。
- 一日も早く実行を。
再編に関するもの
- 予算から逆算すれば、建て替えできる学校数も決まる。そこから何校に統合すべきかも出せる。
- 統合するのであれば、通学方法(バス通学)も検討すべき。
- 統廃合もやむを得ず。反対も多いと思うが、やらなければならない。
- 小学校を再編統合する。
- 小中一貫校2校とする。
- 通学区域の枠を取り払い、コンパクトシティ構想と合わせ、何を学びたいか、何を学んでほしいのかという点での再編はどうか。
校舎の老朽化に関するもの
- 古い校舎も検査の上使用が引き続き可能であれば安易に建て替えず直して使う、大事に使うことが子どもたちにとっても良いこと。
懇談会に関するもの
- とてもわかりやすい説明だった。
- 検討会で出された提言書から小諸市の現状がよくわかった。
- 「小中学校の配置」について詳細な説明が必要。現状や教育論は簡単で良い。
- 提言書はPTA、父兄には届いているか。
6月6日(水曜)東小学校区
参加人数:22名
意見交換の主な内容
計画の進め方について
- 校舎が40年を経過している中で、また新たな組織で検討していては、老朽化がどんどん進んでしまう。
- 教育委員会で3案程示し、議論すればいいのでは。
- 地元は学校を残したいという思いになる。その都度意見を聞く形では決まらない。
- お金がかかることなので、いつまでにというしっかりした計画を。
- 老朽化に対応するスケジュールと、再編や改築を検討するスケジュールを並行させた大きなスケジュールや構想がないと議論できない。
- 現段階では、提言による基本方針を理解し、次の検討組織を期待したい。
- 長期的な計画とあわせ、現在通う子どもたちや、先生たちの環境についてもしっかりお願いしたい。
計画策定にあたっては、校舎の劣化状況・改修の必要性・その経費等を把握する必要があるため、専門家による調査を6月より市内小中学校で行います。
また、小学校区別の懇談会を経て、全体会議で提言書を計画の基本方針として位置づけたいと考えています。
これらをふまえ、いつまでに等も含め、今年度末より次の検討組織で進めていく予定です。
築年数が経過する中、現在学んでいる子たちの環境に対応できるように、また、改築計画はスピード感をもって進める必要があると考えています。
ただし、学校は地域に大きく関わっていることから、一方的な案の提示ではなく、検討機関による内容を皆さんに示しご意見を頂きながら進めていきます。
今後考慮すべきことについて
- 1学年1学級、10年後・20年後に複数学年で1学級になる可能性や、望ましい学校経営ができるか、についてもよく研究していってほしい。
- 加増区は小学校区が野岸小と東小に分かれている。「区内で学校が分かれないよう」再編を検討するなら、子供や孫がどちらの学校へいくのかは切実な問題。
- 発達障害の子が増えていることを検討のデータとして入れるべき。受け入れる先生の対応や施設はこの計画の中で検討しているのか。
- 子どもが減少する中、先生がやることがすごく多くなっている。
発達障害等のある子どもたちに対する支援としては、現在、特別支援教育の指導主事1名、相談員1名、学校生活支援員(市内で23名)を市独自に配置し、学校と教育委員会が連携しながら取り組んでいます。また、特別支援学級で一人ひとりにあった学習をする、通常学級で合理的配慮をしながら一緒に学習するといった方法があります。
様々な視点から子どもたちにとって望ましい環境となるよう、施設・人的体制を含め今後もしっかり考えていくべきであり、児童生徒数の推計の数字だけではなく、総合的に子どもたちの状況を見込んで検討する必要があると考えています。
アンケートでいただいた主なご意見
長期学校改築計画の進め方に関すること
- 10年後、20年後の姿をデータから読み込み、推計とイメージを明確にすべき。
- スピード感を持ってという姿勢がうれしく思った。より具体的なプランが示されれば話し合いができそう。
再編に関すること
- 学校再編について市はどう考えているのかと思っていたので、検討しているということを伝えた方が良い。
- 中心地や西側が減少し、早く対応しないといけないと思った。子供のために、良い結果が出るように、皆で考えていきたい。
- 各校で児童・生徒数が違い、統合する学校の児童としない児童のメリット、デメリットは検討したのか。
- 小学校統合の場合と、小・中一貫統合の場合、現状の場合等良く調査検討すると良い。
- 少子化に伴い学校再編に当る懇談会を通し基本構想へ進めていってほしい。
懇談会に関すること
- とてもわかりやすく、危機感を感じた。
6月27日(水曜)水明小学校区
参加人数:42名
意見交換の主な内容
計画の進め方について
- PTA、区長、学識経験者で構成された検討会では、各組織の役職として出ていた各委員は、各組織の意見まではなかなか反映できなかったと思うので、市民の意見を積み上げるという形をとってほしい。
- 市の方針としてどう考えるか。均一がいいわけではない。地域の特色や願いの上に小中学校がある。しっかり声をききながら進めてほしい。
- 望ましい学校規模は大きかろうが小さかろうが一般論であり、「望ましい学校の姿」のためには「再編」といきなり結び付けられることのないよう、「望ましい学校の姿」とは何かということについてもっとしっかりするべきと感じた。
望ましい学校の姿について検討会では、今後の動向を踏まえそれらに対応する学校の姿をつくっていくことを捉えた上で、どういった規模にしていくのがよいのかという議論がなされました。
市民の皆さんのご意見をきくことができるよう、今後も進めてまいります。
再編について
- いずれにしても現在の学校の数では進められない、再編が必要なのだと感じた。大里小から水明小になるときも学区再編があったが、スムーズに進むよう対応を取るのが望ましい。
- スクールバスも必要になるかもしれないので十分考慮していく必要がある。
- 実際に今ある学校が、適正規模より少ない規模の学校に教育が行き届いてないかというとそうではないし、多い学校では目が行き届いていないかといったらそうではない。先生たちがそれぞれ一生懸命やっている中で、小さい学校でも教育効果ある。数字ではなく、小諸がどんな教育をしたいのかどんな子を育てたいかが重要。
地域にとって学校が重要な役割を果たしていることは承知の上で、今回の検討会は、「子どもにとって」という視点を重視して議論がされました。今の制度の中では小規模になると先生の数が確保できないということや、集中的に投資できること、多様なニーズに応えられるという意見がありましたが、数が全てと言う訳ではないので、防災、コミュニティ等の機能も含め、次の組織で各専門家に入ってもらい検討してまいります。なお、遠距離の通学について十分配慮すること、十分に住民の理解を得ることについても、十分に含んで進めていきます。
小中一貫校について
- 昔は小学校と中学校が一緒にそれぞれの地域にあった。保育園・小学校・中学校と地域のつながりは重要。児童数が昔より半減しているなら、各小学校区で小中を一緒にすれば学校規模の問題がクリアされるし、保育園も併設し、コミュニティーセンター機能ももたせてはどうか。
今小諸市で小中一貫校をつくると一校あたり1,500人を超え、大丈夫かという話も検討会で出ていましたが、検討会で議論されたことがすべてではないので、検討を進めてまいります。
校舎の長寿命化について
- 50,60年と経ってきても補修しながらていねいに使うことに子供たちにとって、卒業後も含めて意味がある。
- 文部科学省の80年校舎を使用するという方針については、昭和30,40年代に校舎の多くが建てられ一斉に建て替えとなる時期にさしかかったことに関係していると思うので、必要なものは計画的に進めていかなければいけないと感じる。
今の校舎が果たしてもつのかをきちんと調べ、直すにはいくら、建て替えにはいくらかかるのかを出していきながら個別施設計画をつくり、長寿命化計画と学校改築計画を並行して進めていきます。
アンケートでいただいた主なご意見
長期学校改築計画の進め方に関すること
- 統合、小中一貫どちらにするにしても、通学路や校舎の安全確保を子どもを第一に考えた進め方を。
- 視点ではなく目線となる様に。大人が学校で学ぶのではない。
- これから子供が学校へ入学される方達にも知って頂いて意見をもらえるとよい。
- 全市的にアンケートをとるべき。こういう場に来てといってなかなか来るものではなく、それ以外の声を聞いてほしい。子どもや、先生の声も。
- まだまだ議論が必要と感じた。
- 住民の声を十分に聞きながら進めてほしい。
- スピードをもってすすめてほしい。
- 情報の開示と集積が必要。
再編に関すること
- 災害時などの安全面、一つの学校になるとどうか…まだ課題はたくさんあると思う。
- 統合により通学距離が遠くなることについて配慮していってほしい。
- 具体的な場所はあがっているのか?
- 結局何年後に再編か?どのくらいの学区割りになるのか。
- 区も見直す必要がある。
- 小学校に中学校を入れる考え方はないのか。人数を優先するよりも、もっと地域から通えることを考えてほしい。
- 小諸市の教育の方針、そのための学校のあり方の追求が必要。人数ではない。大きくても小さくても充実して教育できる。要は教育委員会、学校の姿勢が大事。
- 適正規模を確保する為には、統合に向けて検討する必要がある。
- 同一区が同一通学区の考え方で良いと考える。
- 財政難の折、改築計画より統合計画を進めるべきである。
- 現在の通学区のままで適正規模を別にしてはと感じた。
小中一貫教育(義務教育学校、併設型)に関すること
- 充実する部分もあると思うが、人数が多くなり、目が行き届かないこともあると思うので、よく検討していってもらいたい。
- 魅力を感じることもあったが、子どもたちの校区により受けられる教育が異なるのかと思うと疑問。
- 全国の導入実績301校は小さな町村に限られてくると思う。全国的な状況が知りたい。
- 中学生の息子が小中一貫は絶対にいやだと言っていた。小学校と一緒になってしまうとメリハリがつかない。中学校3年間は、社会に出るために大事な期間。小諸市にとってはまだ必要ではない。
- 小中一貫校もあり。
- 統合計画を進めるにあたっては、小中一貫校を推進すべきと思われる。
懇談会に関すること
- 地域の方の考えを知ることができた。
- 初めてこういった会に参加した。市の取組を知ることができて勉強になった。
- 参加者が少ない。これで決めるのはどうなのか。この場がもったいないと感じた。
- とても勉強になった。地域に住む者として、この様な会に参加することは大事な事だと思った。
- 参加しなかった、参加できなかった人に対して情報を届ける工夫、収集する工夫が今後求められる。
- 具体的な案が出ていれば意見も多かったと思う。
- 提言書に、内容も分かりやすく、詳しく作成されていて、とても良い勉強になった。改築計画が実行出来れば大変良いと今日の懇談会で理解できた。
- 皆さんのご意見を聞き、ますます大変だなと思った。
6月29日(金曜)野岸小学校区
参加人数:26名
意見交換の主な内容
長期学校改築計画の進め方について
- 1クラス20~30人という適正規模を、2020年には4校が下回る。10~20年先ではなく、そういう状況がくるときまでにできるだけ早く進めてもらいたい。
- 現在は6年先までの推計だが、再編校開校ごろ(10年先)までの資料が必要。
- 最終的なゴールの時期を設定しているのか。
- 小中一貫の例だけでなく、長野など適正規模の再編をはかったところの実践も参考にしたほうがよいのではないか。
小学校区ごとの懇談会終了後、9月ごろに市民全体に向けた会議を開催し、基本方針としてまとめ、学校再編検討委員会を年度内に条例化、組織化したいと考えています。
その先は議論がどうなるかにより変わってきますが、10~20年先まで考えつつ、提言書にあるとおり、ていねいに進めつつスピード感をもって進めてまいります。
なお、検討会では、小中一貫教育とはどんなものかを知るために近隣事例をみましたが、今後は規模等小諸市に合った事例研究が必要と考えられます。
再編について
- 区の中で学校が複数校に分かれていることについて、再編とあわせてではなく、早急に解消してもらいたい。計画に時間がかかる間にどんどん少子化が進み、地域の伝統文化の継承ができなくなる。
- 市内に敷地がどこにでもあるわけではないので今から考えていかないといけないと思うが、どう考えているか。
- 不登校の子が増えていたりするなど、多様化に対応するなら、集約化ではなく、分散化も必要ではないか。
行政区と通学区域については、中学校区について近年検討したものの統一的な対応を取れなかった経過もあり、再編のタイミングで学区を見直すのがよいと考えていますが、区長会からも意見をもらい地域の活動がうまくいく方法を考えながら、事務局として検討したいと考えています。
また、どこに建てるかについては現時点でなく、基本方針を据えたのちに、皆さんの意見を聞きながら進めていきます。
なお、多様性にどういう形で対応をきめ細かくしていくのかについては、引き続き検討してまいります。
都市計画との関連について
- 平成26年度の都市再生都市計画マスタープランや、平成27年度の立地適正化計画の策定では、通学区や学校については位置づけられているのか。
- 国の補助金も含め、計画的に考える必要がある。
- デマンド交通を朝の通学に利用し、通学の不便さが解消できないか。
都市計画マスタープランや立地適正化計画では学校施設の位置づけはしていませんが、再編した場合は通学の利便性を考慮する必要があり、今後都市計画と連携して考えてまいります。
校舎の長寿命化について
- 40~50年経っている校舎の建て替えや改修はどう計画につなげていくのか。
まずは校舎の状況を把握し、改修にはいくらかかるか、改修と建て替えどちらがいいかということを検討し、調査結果・長寿命化計画・財政計画と整合性をはかりながら、学校改築計画を進めていきます。
アンケートでいただいた主なご意見
長期学校改築計画の進め方に関すること
- 丁寧に進めていることは承知しているが、少子化と校舎の老朽化は4年後にはほぼ提言を満たさない状況と40年以上の建物ばかりとなるため、迅速な、具体的なスケジューリングを。
- 丁寧に検討し、進められていることがわかった。議会報告で、具体的な学校名と統廃合を意見した議員の方がいてびっくりしたが、今日の説明会を聞いて安心した。
今後、色々な意見、要望が出ると思うが、みんなにとって、いい学校再編になればと思う。 - 「子供達にとってより望ましい環境を作るために」、進めてもらいたい。
- 同規模や同課題をかかえた他市町村が、どう適正化をはかっているのかをぜひ参考に。
- 生徒、児童を第一に考えてください。スピード感を持って!
- 前向きにスピードを持って推進を!
- 検討委員会で検討し方針が決定するごとに、市民への説明会を行っていただき、市民合意を得ながら進めてもらいたい。将来的な見通しを誤らないように。
- 開校時期(タイムスケジュール)を明確にしてほしい。
再編に関すること
- 少子化の問題は良くわかった。再編、複数校の合併になると思っているが、現在、この問題にあたる小学校の保護者の方々に早めに懇談会を開いた方が、少しでも問題がなくなると思う。
いろいろな面で安心して生活できる学校を作ってほしい。
小中一貫教育(義務教育学校、併設型)に関すること
- 小中一貫教育が実現できたら(魅力的、成果も予測できそう)と考えるが、1校1,500人は少々大きすぎるなら、中学校3校を目指すのはどうか。思い切って!すべてをそこに集約。小中、給食施設を。
懇談会に関すること
- 本日に至るまでが綿密に計画的に進行していることが明確に伝えられたと思う。
7月3日(火曜)坂の上小学校区
参加人数:32名
意見交換の主な内容
長期学校改築計画の進め方に関すること
- 推計や佐久穂の例(10年かかる)みていれば、もう待っていられないのでは。説明しっかりしていただくのはよいが、早急に進めるべき。
検討会からは、スピード感とともに、ていねいにとも言われており、今後は、小学校区ごとの説明会が終了後、9月下旬に全体の報告会で基本方針を据え、年内に次の検討組織の条例化をし、スタートさせたいと考えています。
再編に関すること
- これから結婚する人たちは、友達が多くできる密集地に家を建てたいと考える人が多いのではないか。
- 行政区内の小学校が分かれないようにという提言に賛成。区の行事でも学校ごとに集まってしまい一体感がない。
行政区内の学校区については、区長会でも長年の課題であり、野岸小の懇談会でもご意見をいただきました。このタイミングで考えるべき課題ととらえています。
小中一貫教育に関すること
- 信濃町を視察して、小中一貫校導入が小諸市において可能性はあると思うか。
信濃町、佐久穂町と比較すると、小諸市は現状で考えると規模が大きいため、現状の中学校2校ではうまくいくのか、小諸と同じ規模の事例研究が必要と考えます。
検討会では、市内に小中一貫校とそうでないところができるのはどうかという話もありました。また、併設型や義務教育学校でなくても、一貫教育という形もあり得ます。数年後、現在小中一貫教育を実施しているところの効果等がみえてくることもあわせ、可能性のひとつとして検討してまいります。
懇談会に関すること
- 各小学校での手ごたえはどうだったか。
- 大変重要なことなので、事前周知がもっと必要だったのではないか。
現状と推計をこれまで知りえなかったので、それらを捉える機会になった人が多かったようです。保護者の方からは、小中一貫や再編により具体的に子供達への教育がどう手厚くなるのかという点、それ以外の方からは、スピード感を持って進めてほしいという声が多くありました。
なお、9月の市全体のまとめの会では、実施日時や方法を工夫してまいります。
アンケートでいただいた主なご意見
長期学校改築計画の進め方に関すること
- いろいろな意見があるかと思うが、ぜひスピード感で話しを進めていただきたい。
- 学校再編は「行わなければならない事」なのであれば早々に舵取りを行い、その後「どうやって行くか」を考えるようにしてほしい。時間とお金を無駄にするのは避けてほしい。
- 未来の子供達の為によろしくお願いします。
- 様々なデータや多くの意見があり、これからも難しいことも多いと思うが、PTAや地域、学校といっしょに考えて行ければと思う。
- 理解はできたが方法論等は慎重に行っていってほしい。
- 教育問題は、とても重要だと思うが、スピーディーさが必要。
- 具体的な例をあげて進めていかなければらちが明かない。本来ならPTAの集まりの中で話してほしいこと。今の子供達の次の世代にかかってくるできごと。片寄った情報にまどわされないためにも話し合い(説明会)をもってほしい。
- これでよいとは言えない。
- 今後の取り組みのプロセスでスピード感をもって(じっくり)と進めてほしい。基本方針についてしっかりと合意を。
再編に関すること
- 小規模校のデメリット等は、当事者の意見か?
- 小学校の再編はしなければならないのは明確だと思うので、まずどの学校を統合するか、土地はどうするのか、などを早く検討すべきではないか。
- 学区の見直しと統合はぜひ進めていただきたいが、学校まで遠いお宅へはスクールバスなどの補助も検討してほしい。
- 統合、再編は、おそらくは感情的な面で色々と反対意見が出ると思う。
- 提言書はとりあえずで実は市の中ではもう統廃合が決まっているのではないかと思う。まずは統廃合ありきではなく、子供達が安全に通え、充実した学校生活が送れることを考えていただきたい。
- 「一つの区から複数校へ行かないように」は無理だと思う。今後の小諸市の地域別人口の変遷に合わせて調整が必要になると思うので。
- 市町村合併の可能性は無いのか?学校再編前に確認が必要では?
- 老朽化、少子化に対して何とかしなければならないという状況は良く理解できる。具体的にどの学校が統合され、どこに校舎が建つのかということが見えない。心情的には今の地域に今の学校が存続するのが捨てがたい。
小中一貫教育(義務教育学校、併設型)に関すること
- 幼児教育との一体化は考えないのか?
- 小中一貫は現実的でない気がする。
- 児童数の減少により再編は必要なところだと思うが、小中一貫というと人数が多すぎ無理ではないか。
- 特に必要性を感じない。
- 小中一貫方式は、消極的な解決策だが有り。メリット、デメリットの検討を。
- 規模の問題は、一貫校3校ではダメなのか?
- 併設型小中一貫校2校(新築)への再編{坂の上+水明+芦中}{野岸+千曲+(東)}を中心に美南ガ丘(東小)の改築を行ってはどうか?又は、{新しい中学+美南ガ丘+東}を新設。
- 今後30年~もの年数を考えると抜本的な考え方が必要だろう。
懇談会に関すること
- 子供達の将来にかかわる事なので興味深く拝聴した。
- 提言書が良くまとめており、話が理解しやすかった。
- 児童保護者の参加人数の少ない。これは事前周知の問題なのか?目の前に迫っている我が校の問題なのに関心の度合いが低すぎる。
- 一保護者として参加したが、在学中の保護者さんが少なく、残念に思った。
- 何が問題なのかよく分かり、今日来てよかった。これからも関心を持っていきたい。
その他
- 天池区において現在も父兄の通学等の負担がある。スクールバス等の検討を。
7月5日(木曜)千曲小学校区
参加人数:33名
意見交換の主な内容
長期学校改築計画の進め方に関すること
- 小諸の世帯数や1世帯あたりの子どもの数の推計を知りたい。
- 小学校・中学校は環境も含めて教育の内容がとても大事。また戻ってきたいと思えるような、よりよい教育になるようお願いしたい。
今後データをさらに示しながら、検討してまいります。
再編に関すること
- この地域の唯一のコミュニティであり、大変大事な機能を持っていることを理解してほしい。
- 国の基準1学級40人は人口減少を受けて変えるべきと考えるが、できないとすれば小諸市で20人程度の特区を作ってはどうか。
- 適正規模は、これからの方針の一番にもってくるものか疑問。小さい学校なら小さい学校の、農村部には農村部のいいところを生かした教育の内容をつくれる。給食は全国的に集約化される中で小諸では努力し自校給食を実現しているので、同じように工夫と知恵をだして存続してほしい。
学級規模については、国は40人学級、長野県では35人学級の基準により児童生徒数によって教員の配置が決まることから、検討会では教員の充実のためには規模が必要とされました。なお、小諸市では、このほかに低学年支援教員、学校生活支援員、ALTを直接雇用して配置しています。
なお、コミュニティの機能については、次の検討組織ではまちづくりの専門家にも入ってもらい検討を行います。
小中一貫教育(義務教育学校、併設型)に関すること
- 児童と生徒とで発達に違いがあるのでこれまで校種が分けられてきたのではないか?通学区域が中学校の方が広いことにも理由があるのではないか?簡単に変えてしまってよいのか?
- 小中一貫や再編に解決要素があるということか?
小中一貫教育は、中1ギャップについて1つの教育課程で過ごす中で解消が期待できると言われており、国の新学習指導要領でも校種のつなぎをなめらかにと示されています。ただし、今後新たな事例やデータを研究しながら、教育効果について検討していきます。
アンケートでいただいた主なご意見
長期学校改築計画の進め方に関すること
- 住民としての意見は、委員として検討会に参加するだけでなく、機会や場を広く、多くとって欲しい。結果として、合意形成・相互理解が出来ると思う。また、同じ地区でも、昼夜や平日、土日など複数回を開催して、多様な方の参加と意見を集めてほしい。
- 一人ひとりの子どもの笑顔が保たれる事、より環境になることを願う。
- 未就学児の保護者の方々の意見をさらに聞きたい。
- 長寿命化80年、児童生徒数は確実に減少、を考えると、この10~20年を視野に入れての検討は現実的ではない。今までの学校のあり方にとらわれない改革を求めたい。
- 提言書が方向性を順序だてて作成してあり、良い。
再編に関すること
- 千曲小は、とても特色のある学校の1つ。小規模ならではの良さがある。人数・規模を均一化するのは意味があるのか?特色ある教育が移住者を呼び、小諸市の人口、年代の若い人口の増加にもつながる。地元愛を深めることが、人口増加、UターンUPになる。
- 一定水準での平等な教育も必要だとは思うが、地域性や学校ごとの個性も考慮して進めていってほしい。
- 統合後も、教育関係費の割合が減らずに教育が充実するよう進めていってほしい。
- 千曲小に子供が通っているが、自然豊かな学校でのびのびと楽しく通っている。できることなら存続してほしい。
- 千曲小はもう統廃合しかないかのような資料を見せられたら、これ以上何も言えないのではないか。
- 少子化、財政難はどうしようもない現実。しかし地域にとって学校の存在価値は計り知れないものがある。難しい問題。みんなありったけの智恵をしぼらなければ!効率化は、疑問。
小中一貫教育(義務教育学校、併設型)に関すること
- 小中一貫校にすることは賛成。教員や建築費用の集中で充実した教育ができると思う。
- 通学に関してはスクールバスの整備(無料)を徹底してほしい。スクールバスが充実すれば、学区の統合があっても通学の心配が減る。
- 千曲小は児童数が100人をきっているので統廃合があると考える。その中で小中一貫が魅力的。。ハードルが高いと思うが、やるべきと思った。
- 新校舎ができ統一した学校となっても小中一貫型の併設型でキャンパスを生かせればよい。
- 人口減、少子化問題は教育にも関わってきているが、質疑内容も考えると難しい。
規模、配置、校区の設定が難しい。
財政難でもあるのでよく考えて進める必要がある。
教育の質を保つためにも、学校を1か所に集約するしかないのではないか?
統合して小中一貫教育が良いではないか。(通学方法などを考えて行ってもらいたい)
懇談会に関すること
- 参加人数の少なさに驚いた。関心が少ないのか…行政を信頼しているのか…
- 反対ありきの意見が多い中、他地域の方々から「提言」のみが一人歩きしている。今回、基本的なデータをもとに、また、質疑応答の中で出された答えを聞き、自分の耳で聞くことの大切さを痛感した。全ての会場で出された意見質問答えなどをまた検討し、子供達や市民すべてにとって少しでも良い方向に進んでいけるようにお願いしたい。市民の皆さんにもっと関心を持ってもらえるよう策を練ってほしい。
- 説明が長く話し合いの時間が短い、もっと意見があるはず。
- 質問に対する明確、的確な回答、質問も含めて、理解を深める助けとなった。
その他
- スクールバスの充実
- 自校給食はぜひ続けていただきたい。
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2021年12月27日