玄江院宮殿

げんこういんくうでん 玄江院宮殿

指定項目

玄江院経蔵内宮殿

所在地

小諸市耳取1922

所有者及び管理者

玄江院

指定年月日

昭和45年3月31日(市重要有形文化財)

指定番号 1-1

概説

この宮殿は、唐様の隅木入春日造、屋根は縦桟の板葺で、妻には千鳥破風がついている。軒の扇垂木の地には鼻増しをつけ、飛檐垂木は先を細くしてあるので軒全体が軽快な反りを示すと同時にどこかゆったりとした落着きを感じさせる。また均衡のとれた礎盤と粽のついた円柱で堂々たる風格がそなわっている。

宮殿は、間口55センチ、奥行49センチ、総高115センチの小型の厨子で、地方的なところのない本格的な造りで技巧もなかなかすぐれている。

製作年代は室町時代中期、文明前後頃(文明年間は、1469~1486年)に相当するもので当時における一流作者の手になった優品である。

経蔵

大蔵経を納めてある建物

玄江院宮殿の写真
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更新日:2019年03月28日