「小諸城址懐古園」が長野県名勝に指定されます

長野県文化財保護審議会（会長 佐々木邦博）は、令和7年10月31日（金曜）開催の審議会の審議・議決を経て、小諸市名勝「小諸城址懐古園」を新たに長野県名勝に指定するよう長野県知事に答申しました。

本答申を受けて所定の手続を経たのち、県報告示により正式に指定されます。

これにより長野県名勝は7件となり、公園としては県名勝初の指定となります。

また、小諸市内にある県指定文化財は8件となります。

名 称

 小諸城址懐古園

所在地

長野県小諸市丁字三之門内311ほか

指 定 面 積

117415.31平方メートル

小諸城址懐古園は小諸市を象徴する公園である。その成立は旧藩士らによる懐古神社への寄進から興り、長らく地元住民の手により維持されてきた公園として、島崎藤村の作品にもその風景が謳われている。公園設計は大正時代末、当時の公園計画の第一人者である本多静六博士の計画案に基づくもので、近代公園の成立を考えるうえで学術上の価値が高く、貴重である。