浅間山登山のご案内
雄大な浅間連峰は、大自然の宝庫
日本を代表する活火山「浅間山」は我々よりも遥かに長い歴史を生きてきた山です。
四季を通じて、多くの登山者を魅了してきました。また、浅間山、黒斑山、高峰山は、「花の百名山」として5-9月にかけて多種多様な高山植物をみることができるのも特長です。
積雪期は、”ガトーショコラ”と称される浅間山を写真に収めようと黒斑山登山やスノーシューハイクが人気です。天候の急変に備え、早めの入山と下山を心がけましょう。
防災情報は小諸市の公式LINEから取得しましょう
現在、黒斑山の山頂の防災無線スピーカーは、設備点検中のため放送を見合わせています。
防災情報は、小諸市の公式LINEから行いますので、登山の前に、必ず下記のQRコードからお友達登録をして、情報が取得できる体制で登山してください。
Jバンド上の稜線で、滑落事故が発生しました(令和6年6月8日)
浅間山外輪山・Jバンド上の稜線で、登山中の男性がバランスを崩し転倒、負傷する事故が発生しました。季節、ルートによっては、装備、登山技術が必要な場所もあります。入念な準備と各々の体力に応じた時間と心に余裕を持った無理のない登山をしましょう。
概要は次のとおり。
発生年月日:令和6年6月8日土曜日 午後0時35分
負傷者:男性(40歳)
原因:滑落
被害の状況:頭蓋骨、左腕骨折。命に別状なし
火口周辺警報(レベル2:火口周辺規制)(令和5年3月23日)
賽の河原分岐から前掛山までの登山道は規制区域のため、登山できません。
ダイナミックな外輪山縦走コース(黒斑山、蛇骨岳、仙人岳)をお楽しみください。
また、無理のない計画を立て、必ず登山計画書(Excelファイル:40.3KB)を提出してください。
予兆のない噴火等に備え、前掛山山頂付近やJバンドなどの岩場では、ヘルメットを着用するようにしましょう。
火山の状況に関する解説情報(令和5年3月23日15時30分気象庁発表)
浅間山では、3月15日頃からわずかな傾斜変動と火山性地震の増加が認められています。また、21日以降、山体浅部を震源とする火山性地震が増加し、本日(23日)に入ってさらに増加しています。今後、山頂火口から概ね2キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
山頂火口から概ね2キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する噴石や火砕流の危険があります。
規制区域への立ち入りは絶対にしないようにしてください。
入山注意情報
○登山ルートを事前把握し、体力や天候に合わせた無理のない計画を立て、必ず登山計画書を提出してください。
○早めの入山と下山を心がけてください。
※ヘッドライトを携行しておらず、日没後に道迷ったという遭難事案が数件発生しています。夜間は、ご本人だけでなく、救助隊の二次遭難のリスクも高まりますので、くれぐれもご注意ください。
○強風で体温を奪われると体力を消耗します。夏山においても、体温調整可能なレイヤリングの準備をお願いします。熱中症予防として、水分と塩分補給も忘れずに。(6/7更新)
○黒斑山は、冬山初心者にとっても登りやすい山として人気です。槍ケ鞘、トーミの頭などは雄大な浅間山を望む絶景スポットとして知られていますが、体力消耗等から転倒、転落リスクが高まる場所でもあります。特に積雪期には、アイゼンを岩場等へひっかけて転倒、転落事故が発生しています。こまめに休憩を取り、足元に常に注意を払いましょう。(令和5年12/21更新)
○火山館手前で、熊の目撃情報がありました。登山の際は、遭遇リスクを軽減させるため、クマ鈴等、大きな音のでるものを携行し、複数人で行動してください。(令和6年7/5更新)
○万全の体調で登山をお楽しみください。
火山館休館のお知らせ
・毎週月・火曜日は、休館となります。
・臨時休館・館長不在日
火山館の改修工事のお知らせ
火山館の太陽光パネル及び屋根の補強工事を下記のとおり実施します。
工事期間中は、火山館やトイレに入室される場合は、現場の指示に従うようご協力をお願いします。
また、資材等の空輸運搬のため、ヘリコプターが運行します。
工事期間:令和6年8月27日(火曜日)から令和6年11月29日(金曜日)
ヘリ運行日:令和6年10月30日(水曜日)※天候不順により変更となりました。
ヘリの運行については、天候等により変更となる場合があります。
高峰高原ビジターセンター開館時間のお知らせ
開館:午前8時半から午後5時まで
駐車場が満車の場合には、林道や道路の路肩の駐車は路線バスの運行に支障が生じるため、高峰マウンテンパーク(旧アサマ2000パーク)の駐車場(登山口まで徒歩8分)をご利用ください。
開館時間帯以外は、駐車場が利用いただけませんので、高峰マウンテンパークの駐車場をご利用ください。
登山口駐車場について
・火山館コース駐車場は、民有地につき、有料駐車場のみとなります。
(遭難救助や学術研究等で入山される方向けに「許可車両専用駐車場(無料)」を用意しておりますが、一般登山者の方はご利用いただけません。)
※登山口トイレについては冬期間閉鎖しますので事前に済ませてからお越しください。7時以降は天狗温泉浅間山荘で対応可能です。
・黒斑コース駐車場は、高峰マウンテンパーク、高峰高原ビジターセンター、高峰高原ホテル(宿泊者優先)をご利用ください。
・林道や、道路の路肩、路上駐車は、緊急車両、路線バスの運行に支障が生じるため、控えてください。
・駐車場内でのテント泊はできません。
路線バスをご利用ください
新宿駅から高峰高原までの直行バスの運行されています。
○夏ダイヤ運行日:令和5年4月28日以降
一般路線バス(佐久平駅-小諸駅-高峰高原)は、一日2往復運行されています。
デジタル登頂証明書発行サービス(こもろ観光局)
黒斑コースと火山館コースのいいとこどり!外輪山縦走を楽しめる「マイカーお届けサービス」
浅間山は、浅間山荘口(火山館コース)、車坂峠口(黒斑コース)の2つの登山口があり、分岐点も複数あり、体力に合わせていろんなコースを選ぶことができます。「いいとこどり縦走コース」(長野県佐久地域振興局)は、「いろんな景色を一度の登山で見たい!」、「行きと帰りは、違う道を通りたい!」そんな方におすすめです。
コースタイム6時間以内で、黒斑山、蛇骨岳、仙人岳という3つの頂(ピーク)からの絶景を臨み、進むごとに大きく迫る浅間山や箱庭のような「湯の平」など変化に富んだ登山を楽しめます。
こもろ観光局では、「浅間山縦走マイカーお届けサービス(こもろ観光局)」を11月末まで実施中。登山の前々日15時までに申込いただき、車坂峠口にある高峰高原ホテルのフロントに鍵を預ければ、下山時に浅間山荘口にマイカーをお届けします。
※朝方早くは、稜線の一部が凍結していることがあります。くれぐれも慎重に歩行してください。
2021.8/28 トーミの頭から望むダイヤモンド浅間
蛇骨岳付近からの浅間山(2022.2/10)
槍ケ鞘から望む残雪の浅間山
草すべり中腹からの初冠雪の浅間山(2022.10/26)
近年の初冠雪時期:20.10/17、21.10/20、22.10/25
2021.10/18 カラマツの紅葉は見ごろ過ぎ。冬山到来。
2021.10/18 稜線は風が強く、防寒対策必須。
噴火警戒レベルと登山コース
予報・警報 |
レベル(キーワード) | 登山コース等 |
噴火予報 | レベル1(活火山であることに留意) |
浅間山荘~一の鳥居~二の鳥居~火山館~湯の平分岐~賽の河原分岐~前掛山
車坂峠~槍が鞘~トーミの頭~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原分岐~前掛山 |
火口周辺警報 | レベル2(火口周辺規制) |
浅間山荘~一の鳥居~二の鳥居~火山館~湯の平分岐~草すべり~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原分岐~湯の平分岐~火山館~二の鳥居~一の鳥居~浅間山荘
車坂峠~槍が鞘~トーミの頭~黒斑山~蛇骨岳~仙人岳~Jバンド~賽の河原分岐~湯の平分岐~草すべり~車坂峠 |
火口周辺警報 | レベル3(入山規制) |
天狗温泉浅間山荘⇒一の鳥居
入山できません。 |
噴火警報 | レベル4(避難準備) |
入山はできません。
(居住地域での避難準備・災害時要援護者の避難等が必要) |
噴火警報 | レベル5(避難) |
入山はできません。 (危険な居住地域からの避難等が必要。) |
最新の火山情報
最新の気象庁の発表を確認の上、ヘルメット等を携行し、登山するようにしましょう。
過去1か月に発表された情報を確認いただけます。
ヘルメットの無償貸出
ヘルメットは、自然保護と遭難防止対策の拠点として小諸市が設置している火山館のほか、各登山口にある宿泊施設等で用意がありますので、ご利用ください。ただし、数に限りがあるため、できるだけご自身で用意をお願いします。
また、登山口周辺の宿泊施設等は、火口から4km以上離れた場所にあります。
- 天狗温泉浅間山荘(火山館コース入口)
- 高峰高原ホテル(黒斑コース入口)
- 高峰高原ビジターセンター(黒斑コース入口)
登山者の皆様の「安全」のために、小諸市では次の取組を実施しています
案内看板の設置
「火山館コース」、「黒斑コース」の登山口と「火山館」で、噴火警戒レベルの案内看板を設置しています。
火山館の設置及び職員の常駐
火山館(火口から2.3キロメートルの地点)には、市の職員が常駐し、登山の案内等をしています。
環境配慮型のバイオトイレがあります。設置及び維持管理に多額の費用がかかっていますので、協力金(目安200円)をお願いします。
防災無線行政無線の設置
防災行政無線のスピーカーを登山口、黒斑山頂、火山館に設置しています。緊急時には、放送を実施します。
火山防災監視カメラの設置
高感度カメラと赤外線カメラにより、火山の状況と登山者の有無を確認しています。
シェルター(避難壕)の設置
火口から約500m地点、火口から2.3km地点(火山館)、火口から3km地点(黒斑コースの槍が鞘)にシェルター(避難壕)を設置しています。
小諸市防災情報メールサービスの運用
小諸市防災情報メール配信サービスへの登録者に対し、気象庁発表の火山情報、気象情報、市からのお知らせをメール配信しています。
夏山相談とパトロールの実施
浅間連峰地区山岳遭難防止対策協会の相談員が7~10月の週末に登山口等で夏山相談を実施するほか、パトロールを行います。
ルールとマナーを守って、安全で楽しい登山を!!
●浅間山の火山活動による危険を防止するため、災害対策基本法に基づき、浅間山の火口から4km以内を警戒区域とし、立入りを禁止していますが、「噴火警戒レベル」に応じて、登山道については、立入りを認めています。
●気象庁が噴火警戒レベルを引き上げた場合、市は、放送等により、登山の規制等に関する指示をしますので、必ず従ってください。
●浅間山は、活火山です。一見平穏に見えても、突然噴火する危険性があることを十分に認識し、登山中に異常を感じたり、危険だと判断した場合には、迷わず下山してください。
●山の天気は非常に変わりやすいため、雷などには十分注意しましょう。
●長野県登山安全条例により、指定登山道の登山には、登山計画書の提出が義務付けられています。黒斑コース、火山館コースは指定登山道となっていますので、登山計画書を提出してください。登山計画書は、各登山口に備え付けてありますので、ご利用ください。
●浅間山麓地域では、国立公園の雄大な自然を大切に守っていくため、上信越高原国立公園を訪れるみんなのルールや心構えを「浅間山麓カントリーコード」として定めています。登山前にご一読いただき、ご理解とご協力をお願いいたします。
- この記事に関するお問い合わせ先
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産業振興部 商工観光課 観光交流係
〒384-8501
長野県小諸市相生町3丁目3番3号
電話:0267-22-1700 ファックス:0267-24-3570
更新日:2024年09月09日