ひだまりサロンの記録
ひだまりサロンは≪さまざまな文化との出会い≫をコンセプトに、地域で活動をしている方々が発信できる場として小諸図書館の「ひだまりのひろば」で活動の内容を披露していただいています。朗読や演奏など色々な活動を紹介することで、人と本・人と人・人と文化が出会い・つなぐ場を出演者と図書館が共に作り上げています。
今後の予定はイベント情報のページ、各月のイベント情報をご覧ください。
過去のひだまりサロンの様子はひだまりサロンのバックナンバーのページをご覧ください。
「古楽器で聴く神話とクリスマス」 古楽器コンサート 令和2年12月19日(土曜)
佐久古楽合奏団の皆さん


プログラム
1.エア(サラバンド)/JBリュリ
2.ああ、エルスライン/ルートヴィヒ・ゼンフル
3.ダフネ/作曲者不詳
4.久しく待ちにし/賛美歌
5.若い娘/作曲者不詳
6.すいかずら/アントニー・ホルボーン
アンコール
エサイの根より/賛美歌
当日の様子
古楽器という普段なかなか目にすることの少ない楽器の演奏でした。
ハープ、リュート、ビオラダガンバ、リコーダー、タンバリンのそれぞれの持つ優しい音色に加え、演奏される皆さんのあたたかさがあふれていました。1曲1曲を紹介される中に、それぞれの担当の楽器の説明があり、古楽器がより身近に感じられるコンサートとなりました。
生演奏のコンサートに、お客様も楽しんでくださっていました。
自然と共に生きる~星野道夫の写真と合わせて ヴァイオリン・ピアノコンサート 令和2年11月21日(土曜)
谷村芽美さん 桜木クララさん
プログラム
1.ヴィヴァルディ The Four seasons 冬より
2.ブラームス Herzlich tut mich verlangen(我が心の切なる願い)
3.バッハ Concerto a moll1,2mov.
4.ブラームス Schmucke dich,o liebe Seele(装いせよ、おお、愛する魂よ)
当日の様子
ヴァイオリン・ピアノのコンサートに、図書館所蔵の星野道夫さんの資料を並べるという新しい試みでした。星野道夫さんの写真には力がありました。
お客様は、ヴァイオリン・ピアノの演奏を聴きながら、星野道夫さんの動物や自然の写真を、楽しむことができ、写真の雰囲気と楽器の演奏がマッチして、自然の中でのコンサートのようでした。
席数を少なくしての会場でしたが、立ち止まって耳を傾ける方、勉強の手を止めて、演奏を見入る方がいらっしゃいました。市立小諸図書館5周年記念に先立ち、素敵なコンサートとなりました。
朗読会 令和2年10月10日(土曜)
図書館職員 大林晃美


プログラム
第26回小諸・藤村文学賞受賞作品
一般の部最優秀賞
「図書館の深海魚」植田郁子さん
当日の様子
先月のひだまりサロンの時には、今回はウクレレコンサートの予定でしたが、都合で、図書館職員による朗読会となりました。
今回のプログラムは、第26回小諸・藤村文学賞の受賞作品、しかも「図書館の深海魚」という図書館での朗読にぴったりの作品でした。小諸・藤村文学賞は、島崎藤村の著作「千曲川のスケッチ」にちなんで、全国から随筆を募り、中から、優秀な作品が選ばれます。
お客様は、開始後、徐々に増えていき、図書館の職員の話に引き込まれていました。朗読の内容には、母の愛が盛り込まれていて、思わず涙ぐむ方もいらっしゃいました。作品の中に出てくるお母さんのハーブティーから、ハーブティの本、お母さんが子どもに用意するハーブティーの話の出てくるピーターラビットからその関連の本、そして、島崎藤村の作品とこれまでの小諸・藤村文学賞受賞作品集等を紹介しました。
ピアノコンサート 令和2年9月19日(土曜)
美馬佳世さん


プログラム
- となりのトトロ
- 海のみえる街
- コクリコ坂から
- Komoro no saka(美馬さんオリジナル曲)
- ローズ(美馬さんオリジナル曲)
アンコール曲 (オカリナ)
- さんぽ
- カントリーロード
当日の様子
新型コロナウイルス感染症対策のため、令和2年2月からお休みしていたひだまりサロンでした。久々のひだまりサロンに、お客様も開始時間前からお待ちいただいていました。そして、演奏が始まると、生のピアノ演奏に、館内の別の場所にいた方も、ひだまりのひろばに引き寄せられて、演奏に聞き入っていらっしゃいました。美馬さんのオリジナル曲は、本当に心に沁みました。アンコールにもお答えいただき、オカリナで2曲演奏していただき、生の音楽は本当に心地よく、演奏終了後には、数人のお客様が感動をお伝えくださいました。
ジブリ映画関連の本、美馬さんのオリジナル曲「Komoro no saka」から坂に関する本、「ローズ」が坂城町のバラ園をモチーフにした曲であったことから、バラに関する本、坂城町は日本刀の街ですので刀に関係する本等を紹介しました。
朗読会 令和2年1月18日(土曜)
図書館職員
プログラム
- 語り 「夢見小僧」(稲田和子)
- 朗読 「雪女」(小泉八雲)
当日の様子
8月に行った逢魔が時サロンで好評を博した図書館職員による朗読会です。前回は夏の怪談ということで四谷怪談を行いました。今回は冬の季節にぴったりの「雪女」の朗読です。
最初に職員の井出による語り「夢見小僧」は初夢のおはなしでした。初夢を決して言わなかった小僧の不思議なお話は初めて聞いた方も多かったのではないでしょうか。そして大林、竹内、橋詰による朗読「雪女」は恐ろしくもどこか切ないものになりました。
2作品を通して改めて昔から語り継がれてきた、読み継がれてきた作品の魅力を感じる30分間となりました。
ゴスペルコンサート 令和元年12月21日(土曜)
Gospel Gomboの皆さん
プログラム
- Joy to the world ~もろびとこぞりて~
- O holy night
- きよしこの夜
- Make us one
- Go tell it on the mountain
当日の様子
クリスマス間近のひだまりサロンはGospel Gumboの皆さん13人による素敵なクリスマスのゴスペルコンサートでした。アフリカの言語であるスワヒリ語が書かれた衣裳を身にまとい登場したGospel Gumboの皆さん。館内中に響く歌声はとても迫力がありましたね。歌われる姿や迫力のある歌声は力強くも繊細で、時間を忘れゴスペルの世界を楽しませてくれました。
曲の合間にピアノを演奏してくれた尾崎さんによる曲の説明があったり「きよしこの夜」を一緒に歌う時間もあったりと、とても楽しい時間となりました。
ハーモニカコンサート 令和元年11月16日(土曜)
大島 恒さん
プログラム
- 恋してるんだもん
- ラ・ノビア
- わたしの城下町
- 竹田の子守唄
- 兄弟船
- 黒猫のタンゴ
- 長崎の鐘
- アンコール曲 影を慕いて
当日の様子
ハーモニカの演奏が始まると、窓際の席で勉強をしていた人たちが一斉に振り向き、演奏に聞き入っていました。印象に残ったのは、小さい子供たちの真剣に聞いている姿でした。大島さんのハーモニカは、メロディーと伴奏を両方ひとりで演奏されていました。また、複数のハーモニカを一度に吹いている姿は、見事でした。一緒に曲を口ずさんでいる方も見られました。
箏コンサート 令和元年11月2日(土曜)
ぐるーぷ悠のみなさん
プログラム
- いのちの記憶~映画『かぐや姫物語』のテーマ曲~ 作曲:二階堂和美
- 赤とんぼ 作曲:山田耕作
- 早春賦 作曲:中田章
- 竹田の子守唄 民謡
当日の様子
静かな箏の音が、図書館中に響き渡ると、館内で過ごしていらした皆さんが、集まってきました。子どもたちが真剣に箏の演奏に見入っている姿が印象的でした。アンコールに答えてくださり、箏の演奏に合わせて「赤とんぼ」を観客が歌い、演奏者との間に暖かい空気が流れました。また、演奏後に興味のある方が、箏に触れる時間も作っていただきました。
フルート伴奏による独唱 令和元年10月20日(土曜)
コマドリ会のみなさん
プログラム
- 小諸なる古城のほとり 島崎藤村/作詞 弘田龍太郎/作曲 多田禮子さん/歌
- 小諸なる古城のほとり 島崎藤村/作詞 作曲者不明 神津勇さん/歌
- 夕陽がおちて 西尾尚子/作詞 三枝成/作曲 三宅一徳/編曲 小林慶子さん/歌
- 夕方のお母さん サトウハチロー/作詞 中田喜直/作曲 福島英雄さん/歌
- モーツァルトコンツェルト第2楽章より 神津勇さん/フルート独奏
- 花かげ 大村主計/作詞 豊田義一/作曲 井出重夫さん、福島英雄さん/歌
- 惜別の歌 島崎藤村/作詞 藤江英輔/作曲 伊藤美智子/歌
- しおさいの歌 小椋圭/作詞、作曲 井出重夫さん/歌
- 紅葉 高野辰之/作詞 岡野貞一/作曲 皆様と
- ふるさと 高野辰之/作詞 岡野貞一/作曲 皆様と
当日の様子
コマドリ会の皆さんは、月に1回会合を持たれていて、皆さん独唱をされるそうです。皆さん堂々と独唱されていました。柔らかいフルートの演奏に乗せての歌声は、心を打ちます。来館されていた方が、足を止めて聴いていました。全体での合唱には、声を合わせて歌う方も見られました。
上映会 ダイジェスト版「がんと生きる 言葉の処方箋」 令和元年10月14日(土曜)
がん哲学外来映画製作委員会/日本メディカルヴィレッジ学会
当日の様子
映画ダイジェスト版の上映会という初の試みでしたが、興味を持って、いらしていた方がいました。映画の内容は心が温まるような内容でした。「マイナス1×マイナス1はプラス1になるんだよ」という言葉の処方箋を受け取った方のお話には、うなづいていられる方がいました。本の紹介に、映画に出演されていた樋野興夫医師著作の本を用意しましたが、早速借りていかれる方がいました。
演武 新陰流剣術 令和元年9月21日(土曜)
出演:新陰流の皆さん
当日の様子
ひだまりサロンでは初の演目でした。新陰流の剣術の型を披露いただきました。剣(練習用)の交わる音に、来館者の皆さんがひだまりのひろばに集まりました。徐々に上級の技の披露となり、動きの速さや、しなやかな足運びなどには、皆さん、目が釘付けとなっていました。新陰流の剣術は、女性の方が覚えが早いのですよとの説明があり、興味を持たれた方もいらっしゃいました。新陰流の剣術の型を伝えていく事は、日本の文化を伝えていく事ですと、会員を募集しているそうです。
朗読会 甲田健右脚本 「おじいさんとかもめ」令和元年9月15日(土曜)
出演 朗読 倉石忠子さん/ヴァイオリン 高橋博子さん
当日の様子
高橋さんの優しい音色のヴァイオリンの演奏に続き、倉石さんの朗読が静かに始まり、小さいお子さんたちも聞き入っていました。甲田健右さん脚本のお話は、おじいさんとカモメの温かい心のおしゃべりで成り立っていました。朗読に、おじいさんとカモメの向き合っている姿が、浮かびました。勉強をしていた学生たちの中にも、耳を傾けて聴いている方がいました。

- この記事に関するお問い合わせ先
-
市立小諸図書館
〒384-0025
長野県小諸市相生町3丁目3番3号 こもろプラザ内1階
電話:0267-22-1019 ファックス:0267-22-1165
更新日:2020年12月28日