高山蝶三種

公開日 2013年05月27日

最終更新日 2013年05月27日

こうざんちょうさんしゅ

高山蝶三種

 

指定項目

みやまもんきちょう(あさまもんきちょう)

べにひかげ

みやましろちょう

所在地

浅間山系一帯

所有者及び管理者

小諸市教育委員会

指定年月日

昭和49年7月10日(県天然記念物)

概 説

(1) みやまもんきちょう(あさまもんきちょう)

あさまもんきちょうは、明治10年(1877年)、英国人プライヤーにより浅間山湯の平において、日本で最初に発見された高山蝶の一種である。また、昭和3年(1928年)、『長野県史蹟名勝天然記念物調査報告第九輯』に保護すべき高山蝶としても記録されている。

本種は、浅間山湯の平で発見された後に四阿山、常念岳、西岳、牛首岳、立山等にも生息することが確認され生息地域が広くなったが本州中部高山帯の特産種である。後に研究が進められ、浅間山系のものは、あさまもんきちょうと言われ、みやまもんきちょうの亜種となった。

この蝶は開張およそ5.0センチで雄は黄色、雌は白色で前翅外側には約1.0センチの黒色帯があり、後翅には三日月形の黒帯がある。

発生直後は前後翅ともへりに美しい桃色の細い線が見られる。また、触角も桃色をしていて美しい。

(2) べにひかげ

本種も前種と同時(昭和3年)に保護すべき高山蝶として報告されたものである。この生息地は本州では八ヶ岳、浅間山、乗鞍岳、槍ヶ岳、白馬岳、明石岳、御岳、駒ヶ岳、釜無山、白山、立山、蓮華岳等の外、日光や秩父および四国などの高山に分布し、高山蝶としては生息範囲の広い種である。

休長1.4センチ、翅開張4.0センチ内外で前後翅とも地は黒色で前翅には橙赤色の帯があり、その中に黒い斑紋がある。後翅にも細い橙赤色の帯があり、小さな黒斑が見られる。

なお、この種に似た蝶に、くもまべにひかげがある。

(3) みやましろちょう

この蝶は、大正8年(1919年)に命名され、次のような記録がある。「この蝶は、日本アルプス高山地帯特産の高山蝶の一種で、垂直分布は1,000m~2,000mの山岳地帯に生息し、東北、北海道には産しない。八ヶ岳、蓼科、赤石山脈の小区域のみに生息し、森林地帯に限って群り、クガイソウ、アザミ等の花上をゆるやかに飛び舞う」と。

昭和48年(1973年)7月、浅間山系でその生息が、さらに晩秋には幼虫の越冬も確認されている。体長2.5センチ、翅開張6.5センチ内外で、雌雄とも翅は白色で、翅脈はすじぐろちょうのように黒く、前翅の外縁の脈端部は三角形の黒紋が並列連続している。翅の裏面は少し黄色をおび、後翅の基部はあざやかな橙黄色で美しい。

 

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