寺ノ浦石器時代住居跡

公開日 2013年05月27日

最終更新日 2016年01月15日

てのうらせっきじだいじゅうきょあと

寺ノ浦石器時代住居跡

 

指定項目

寺ノ浦石器時代住居跡

所在地

小諸市大字滋野甲字寺ノ浦3041・3049(井子区)

指定年月日

昭和8年2月28日(国史跡)

概 説

 三方ケ峰から南に緩やかに傾斜する丘陵上に位置し、標高はおよそ770mである。同じ国史跡の東御市戌立遺跡とは、大石沢川を隔て、直線距離にして約500mほど離れている。

 昭和の初め、中央の研究者の指導のもとに各郡教育会の教員が中心となって考古学的な調査が行われるようになる。

 戌立・寺ノ浦付近一帯も、上小教育会郷土史研究部員により、石器時代遺物についての調査研究が続けられ、昭和5年(1930年)4月の戌立に続き、同年5月、寺ノ浦の発掘調査が行われた。

 その結果、炉跡2、柱穴3、鉄平石を用いた敷石など縄文時代後期の住居址が見つかっている。炉の数や、東西12m、南北12.8mという規模からすれば時期を異にした住居が重なっていた可能性が強い。

 出土した物には、縄文土器のほか、打製石斧・磨製石斧・石鏃・石棒・砥石・多凹石など、また、自然遺物としてオオカミの牙と鑑定されたものがある。

 調査後、上屋の復原がなされ、その保護・活用がなされたことは画期的であったが、残念ながら落雷により壊れてしまった。

 戌立遺跡とともに当時としては数少ない敷石住居が調査されたことは、浅間山南麓における縄文文化研究の出発点といえ、その後の研究に寄与した影響は大きかったと言える。

 昭和7年(1932年)長野県史跡、翌昭和8年(1933年)2月に7,234平米が国史跡の指定を受けている。

 

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