土壌の健康診断をしてみよう/KOMORO AGRI SHIFT

公開日 2017年12月12日

最終更新日 2017年12月12日

土の健康状態をどのように確認していますか?畑にいる虫や農産物の生育状況でも確認することはできます。しかし、田畑で、農産物を生産することで土壌中の栄養素は失われていきますので、定期的な土壌分析で土壌の健康診断を行った上で、対策を講ずることは、良質な農作物を作り続けるために極めて有効です。「KOMORO AGRI SHIFT プロジェクト」では、土を測る、土をつくる、土を伝えるというプロセスを大切にしてます。

土壌診断の種類

「豊かな土」「地力のある田畑」を考えるときには、化学性(pH、肥料成分など)、物理性(排水性・保水性、軟らかさ)、生物性(有機物の分解、病害抑制など)の3つの視点が求められます。これらは、独立したものというよりも、相互に影響しあうため、総合的に考える必要があります。例えば、粘土質土壌のAの畑と火山灰土壌のBの畑では、Aの方が保水性が高いため、保肥力も高いです。そのため、同じ作物をつくる場合には、Aの畑の方が、必要とする肥料の量は少なくなります。分析ごとにわかることは、次の通りです。

■化学性分析:土壌の性質、養分含量、塩基バランスなどを調べることができます。

■物理性診断:土壌の硬さ、保水性など、土壌の物理的性質を調べることができます。

■生物性診断:土壌微生物による有機物の分解能を調べることができます。

土壌の生物性分析を希望される方を募集します!

世界で初めて土壌微生物の多様性と活性値という「生物性の見える化」に成功した(株)DGCテクノロジーに分析を依頼します。最先端技術による分析のため、費用は化学性分析に比べて高額です。そこで、小諸市では、農家のみなさんの負担を通常の半分に抑えて分析ができるような仕組みを考えました。この事業を活用して、今年8月には、10農家20サンプルを分析したところ、専門家からも高い評価をいただいています。

農業は、基本的に「個」の経営体の取組みですが、「小諸基準」づくりを進め市内農家の「集合知」をつくることで、小諸のつなぐ農を進めることができると考えます。そのため、ヒアリングシート、分析結果、追加アンケートの内容は、個人情報(住所・電話番号・メールアドレス)を除き、アグリカフェ等で情報共有させていただく予定です。

趣旨をご理解いただき、分析を希望される方は、申込用紙[XLS:31KB]に必要事項を記入して、小諸市営農支援センター(小諸市農林課農業ブランド振興係)へお申し込みください。

■対象者

 小諸市内で農業を営まれていて、元気な土づくりに関心のある方

■対象農地

 小諸市内の農地(水田、畑、果樹園問わず)を基本とさせていただきます。

■費  用

 通常1検体あたり30,000円の費用が掛かりますが、お申込みされた農家に限り、15,000円(通常の1/2)の負担で分析することができます。

■申込期限

採土の時期 申し込み期限
12月 12月18日(月)
2月 2月20日(火)

土壌の化学性分析を希望される方を募集しています!

肥培管理のためには、土壌診断(化学性分析)がおすすめ。農産物を育てている田畑では、農産物が吸収するだけでなく雨等による地下浸透などで、栄養分が田畑から持ち出されます。高品質な農産物を作り続けるためには、肥培管理が必要です。そのためには、現状の畑の状況を正しく把握する必要があります。分析を希望される方は、お近くのJA佐久浅間西部営農センター各事務所へお問い合わせください。

代表 佐久浅間農業協同組合 西部営農センター 0267-31-5633

1 畑(野菜・果樹・花木)

分析項目

Aセット

基本

 

 

Bセット

基本

+

微量要素

Cセット

基本

+

窒素・腐食

pH
CEC
交換性石灰
交換性苦土
交換性加里
可給態りん酸
りん酸吸収係数
EC
腐食  
アンモニア態窒素  
硝酸態窒素  
加給態鉄    
可給態マンガン    
可給態ほう素    
可給態亜鉛    
可給態銅    
項目数 8 16 11
価格(1検体) 864円 2,592円 1,458円

2 水田

分析項目

水田A

 

 

 

pH(H2O)
CEC
交換性石灰
交換性苦土
交換性加里
可給態りん酸
りん酸吸収係数
可給態けい酸
遊離酸化鉄
易還元性マンガン
   
   
   
   
   
   
項目数 10
価格(1検体) 1,404円

※上記の料金は、平成30年3月受付分までの適用です。

農家の学びと交流の場として「KOMORO AGRI CAFE」を開催!

小諸の食と農に関わる人たちが出会い、話し、アイディアを出し合える場を目指して、アグリカフェを開催しています。現在は、元気な土づくり(土壌の生物性に関する講義やつなぐ物語を考えるワークショップ)をテーマに講座とワークショップを開催しています(毎月1回程度)。新規就農者もベテラン農家も集って話をしていますが、「意外と農家同士でこうした話をする機会が少ないんだよね」と参加者の方からも好評いただいています。アグリカフェの中から新しいアクションがたくさん起ころうとしています。

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